前回、「ジムをやめてクロスバイクに乗ったら体が変わった」という話をしました。今回はその派生、というか副作用の話です。体が変わっただけじゃなかった。朝の生活ぜんぶが、気づいたら変わっていたんです。

あの頃の私は、完全に「のび太くん状態」だった

車通勤をしていた頃の朝を正直に書きます。

起きる。着替える。パンを1枚つかんでくわえたまま車に飛び乗る。車内で食べるか、そのまま忘れるか。ひどい日は完全スキップ。エンジンをかけながらコーヒーをすすって、ラジオをつけて、はい出発。

まさに「パンをくわえて走る」のび太くん状態です。ドラえもんに出てくる「遅刻しそうな朝」のシーン、あれを毎朝やってました(笑)。

車の便利さって、こういうことなんですよね。準備が適当でも乗り込んでしまえばなんとかなる。その「なんとかなる」が、朝の雑さを固定化させていたんだと今は思います。

のび太くん状態から自転車通勤の朝ルーティンへ

自転車通勤は「なんとかならない」から始まる

自転車通勤に変えた途端、のび太くん方式は通用しなくなりました。

走行中にパンをくわえるわけにはいかない(交通違反になりかねないし、そもそも危ない)。お腹が空いたまま片道19kmを走ると、途中でガス欠になる。ストレッチをサボると、翌朝から膝や腰が悲鳴を上げる。

つまり、「面倒くさいことをちゃんとやらないと、体が動かない」という状況に追い込まれたわけです。

最初は「面倒だな」と思っていました。でもそれが1週間、2週間と続くうちに、面倒だと感じなくなっていった。習慣になっていたんです。強制力こそが、最強の習慣形成ツールだということを、身をもって知りました。

プロテインデビューの失敗談

体を使い始めたころ、「せっかく通勤で鍛えられるなら、筋肉にもちゃんと栄養を入れよう」という気持ちになりました。そこで手を出したのがプロテイン。

まずドラッグストアでプロテインの棚の前に立ったとき、驚きました。

フレーバーが多すぎる。

チョコレート、いちごミルク、バナナ、ヨーグルト風味、抹茶、キャラメル、バニラ……。「え、これスポーツドリンクじゃなくてスイーツのコーナーですか?」という品揃えです。なんだこれ(笑)。テンションが上がってチョコ味を購入しました。

さっそく翌朝、通勤前に飲んでみました。

……お腹がいっぱいになって、朝ごはんが全然入らなくなりました。

完全に失敗です。通勤中はガス欠気味になるし、朝食もとれないし、何をやってるんだという話です。調べてみると、プロテインは運動後30分以内に飲むのが筋肉への効果が高いとのこと。通勤前じゃなく、会社に着いてからが正解でした。

タイミングを会社到着後に変えたら、これがぴったりハマりました。ちょうど喉も渇いているし、体のクールダウンにもなる。一息つくタイミングに、ちゃんと意味のある習慣が加わった感じです。

プロテイン選びのコツ(失敗から学んだ3点)

  • タイミングは運動後30分以内が基本。通勤前に飲むと朝食が入らなくなるので注意
  • 味はチョコかバニラがコスパ◎。変わり種は飽きやすい(個人的な感想です)
  • 1食あたりのたんぱく質量を確認する。20g以上が目安。安いものでも成分はちゃんと見る

肉食派のひそかな抵抗、という名のプロテイン

ちなみに、我が家のパートナーは菜食寄りです。毎日作ってくれる食事は野菜中心で、悪くはないんですが、私は基本的に肉食派です。

だからプロテインは、ある意味「野菜多めの食卓への私なりのひそかな抵抗」かもしれません(笑)。動物性たんぱく質を粉末状にして、こっそり補給しているわけです。

ただ、作ってくれている人への感謝は本物です。毎日きちんと用意してくれている。それがあるから朝ごはんを欠かさず食べられるようになった部分も大きい。感謝と肉食愛は、両立できるものです(笑)。

変わったのは朝だけじゃなかった

自転車通勤がもたらした朝のルーティンをまとめると、こんな感じになりました。

  • 通勤1時間前に起きる(早起き必須)
  • ストレッチで体を起こす(サボると膝が痛い)
  • 朝食をちゃんと食べる(ガス欠防止)
  • 会社到着後30分以内にプロテイン(筋肉回収タイム)
  • 夜はお腹が本気で空くので、ごはんが最高においしい

以前は朝食スキップが当たり前だったのに、今は「食べないと走れない」という明確な理由があるので欠かさなくなりました。夜も、38km走った体には本当によく食べる。お腹が空く、というシンプルなことが、食への意識を変えてくれました。

車通勤は快適でした。のび太くんのままでいられた。でも今の「整った朝」を手放してまで、車に戻ろうとは思えません。「面倒くさい」は、習慣化したら消えていくものだということを、50代にして初めて実感しています。

自転車通勤がお金と生活を変えた

次回予告

次回は、この朝ルーティンを一緒に作ってくれた「もう一人の相棒」の話です。月額0円、24時間対応、文句なし。そう、ChatGPTに自転車通勤を相談したら、本当に生活が変わった話をします。