自転車通勤を始めてから1ヶ月が経った頃、私はプリウスα(中古・約130万円で購入)を手放す決断をしました。体力もついてきたし、雨の日以外はほぼ乗らなくなっていた。「これ、維持費だけかかってるな」という気持ちが固まってきていたんです。
どうせ売るなら高く売りたい。そこで選んだのが「MOTA」という車買取サービスでした。結果は451,200円。ディーラー査定より10万円以上高く売れました。そして、あの18時は一生忘れない。
あの18時は、映画のワンシーンみたいだった
MOTAに申し込んだのは、昼過ぎのことでした。ネットでフォームに入力して、写真をアップして送信。「あとは連絡を待つだけか」と思ってソファでくつろいでいたそのとき。
18時ちょうどに、スマホが鳴りました。
出ると、車買取業者からの電話です。査定の日程を決めましょう、という内容。「ありがとうございます、では〜」と話していたら、電話を切る間もなくまた鳴った。
別の業者からでした。
2社が、ほぼ同時に電話してきたんです。しかも18時きっかりに。
あとで調べたら、MOTAのシステムでは「0時〜14時59分に申し込んだ場合、当日18時に連絡あり」という仕組みになっていました。つまりみんな一斉にかけてくる。私がくつろいでいた18時は、業者さんたちにとっては「一斉スタート」の合図だったわけです。
事前に「日程と場所を決めておく」準備をしていたので、すぐに答えることができました。これは本当によかった。準備していなかったら、確かに慌てていたと思います。
年式が古くても、諦めないでください
私のプリウスαは年式がそれなりに古い車でした。MOTAに申し込んだとき、WEB査定が届いたのは20社中わずか2社だけ。正直、「これはダメかもな」と思いました。
でも2社でも十分でした。むしろ、2社が競い合ってくれたことで価格が上がったんです。
年式が古いからと最初から諦めないでほしい。2社でも、競争が生まれれば意味があります。
MOTAの使い方:ステップで整理します
ステップ1:事前準備(申し込み前)
- 売却したい時期を決め、査定日の候補を3つほど考えておく
- 場所も決めておく(自宅・近くの駐車場など)
- 洗車と車内清掃をしておく(査定額の印象が変わります)
- 車検証・納税証明書を手元に用意する
ステップ2:MOTAサイトで申し込み
- 車体の写真(正面・側面・背面・内装・メーター周り)を撮影してアップ
- 傷や修理箇所があればそこも正直に撮っておく
- 「車庫保管」「コーティング済み」などのアピールポイントは任意項目にしっかり記入
- 申し込みは早い時間帯のほうが、より多くの業者が参加しやすい
ステップ3:電話対応(18時か翌日12時)
- 査定日時と場所は、すべての業者に同じ条件で伝える(価格競争が生まれます)
- 「連絡はメールかSMSでもお願いします」と伝えると記録が残って安心
- 電話が取れない時間帯が決まっているなら、あらかじめ伝えておく
ステップ4:当日の準備(著者の独自工夫)
私が実際にやってよかったと思っているのが、車の情報を紙1枚にまとめて業者に渡すという方法です。緊張していたり、複数業者が来たりすると、口頭だけでは伝えたいことが抜けることがある。それを防ぐための準備です。
参考までに、私がまとめた内容を紹介します。
- 車種・年式・走行距離・色
- 修理・カスタムの履歴(あれば)
- 希望売却価格(明示しておくと交渉がスムーズ)
- 「入札価格は入金確定額であること」という一文
- 当日の段取り(業者が複数来る場合の順番や流れ)
この紙を受け取った業者さんに「こういう準備をされている方は初めてです」と言われました。たぶん褒められていたと思います(笑)。

業者同士が顔見知りで、談合を警戒していた
当日、2社の業者さんがほぼ同時に到着しました。そしたら互いの顔を見て、「あ、〇〇さん」という感じで挨拶し始めたんです。
どうやら顔見知りだったらしい。同じエリアを担当しているから、こういう場面では顔を合わせることがあるみたいです。
すると一方の担当者が私に「お客様の前でお話しするようにしますね。談合と誤解されないよう」と一言言いました。
なるほど、業界的にそういう配慮があるんですね。顔見知り同士だからこそ、むしろ透明性を保とうとする。なんか、プロだなと思いました。笑えるようで、実はちゃんとしていた。
査定結果:82,680円の差が生まれた
1時間ほどの査定を経て、2社から出た金額がこちらです。
- 1社目:368,520円
- 2社目:451,200円
差額は82,680円。もちろん2社目を即決しました。
この差額、何に使えるかというと、私が乗っているGiantのクロスバイク ESCAPE R3(約9万円)がもう1台買えるくらいの金額です。1社だけで判断していたら、クロスバイクがもう1台買える差を損していたわけです。
そしてディーラーに下取りとして出していたら、おそらく半額近い査定額だったはず。今回の売却額451,200円は、私の通勤用クロスバイクが5台買える金額に相当します。タイトル通り「クロスバイクが5台」です(笑)。

知っているだけで、10万円以上の差がつく
今回の売却で一番感じたことは、「プロセスを変えるだけで結果が変わる」ということです。
情報を集めて、手順を整理して、少し準備するだけ。それだけで10万円以上の差が生まれた。
自転車通勤で生活を変えた私にとって、車を手放すという決断は、「節約」ではなく「アップグレード」の一歩でした。維持費がなくなり、体が変わり、朝が変わった。車を売ったことは、後悔どころか、あの決断がなければ今の生活はなかったとさえ思っています。
次回予告
車を売って浮いた維持費は、年間いくらになるのか?ガソリン代・保険・税金・駐車場代を足すと、意外な数字になります。次回は「車なし生活で年間いくら浮いたか」を実数で公開します。